村田製作所は、Bluetooth® Low Energy※ 向けに、積層タイプのパワーインダクタ「LQM18DN_70シリーズ」を商品化し、3月から量産を開始した。
従来製品「LQM21FN_80シリーズ」に比べより小型で、より大電流を流すことができる。各種ウェアラブル端末をはじめとした、小型で低消費電力が求められる端末に対応する。
近年、普及が進んでいるスマートウォッチやワイヤレススピーカー、ワイヤレスヘッドホンなどのウェアラブル端末は、スマートフォンやタブレットなどの身近な通信端末と無線通信で接続されている。この無線通信の規格にはBluetooth® が使用されていますが、ほとんどのウェアラブル端末はバッテリの駆動時間を長くするため、従来のBluetooth® に比べて消費電力が1/4程度のBluetooth® Low Energyが使用されている。また、ウェアラブル端末に用いられるパワーインダクタにも、小型化・軽量化が求められている。サイズコードは1608(1.6mm
×0.8mm)、温度上昇電流値330mA/6.8uHに対応する。
そこで同社は、Bluetooth® Low Energyに対応した小型の積層パワーインダクタ「LQM18DN_70シリーズ」を商品化した。

村田製作所プレスリリース:https://www.murata.com/ja-jp/products/info/inductor/power/2020/0601