
TDK株式会社は、積層セラミックコンデンサの車載用製品「CGA」シリーズで、業界最高水準(2020年TDK調べ)となる2012サイズ(2.0×1.25×1.25mm)で22μF、ならびに3216サイズ(3.2×1.6.x1.6mm)で47μFの製品を開発し、2020年9月から量産を開始したことを発表した。
近年、自動車の安全性の面で先進運転支援システム(ADAS)は重要視されており、自動運転も視野に入れた高機能化が進んでいる。その制御のためにICも高機能化されており、ノイズ対策としてより多くの平滑、デカップリング用積層セラミックコンデンサが使われることが主流になりつつあり、基板の省スペース化などの観点から小型かつ大容量化の要求はいっそう高まっているとされている。
本製品はTDKの従来品と比べ小型化され、さらに大容量化を実現しており、積層セラミックコンデンサの部品数削減やセットの小型化を実現している。
主な特性
製品名 | 外形寸法[㎜] | 温度体制 | 定格電圧[Ⅴ] | 静電容量[μF] |
CGA4J1X7T0J226M | 2.0 x 1.25 x 1.25 | X7T | 6.3 | 22 |
CGA5L1X7T0G476M | 3.2 x 1.6 x 1.6 | X7T | 4 | 47 |
参照 :TDK株式会社