
村田製作所は2021年1月29日に、2020年度第3四半期(20年10月~12月)の決算説明を行った。3Qに関しては、四半期ベースで売上高、営業利益がいずれも過去最高を更新した。20年4月からの累計についても売上高、営業利益、当期純利益は過去最高を更新している。
経営成績に関しては、1Q、2Qにて新型コロナ感染症の影響による景気の悪化が見られたが、3Qに関しては、一部製品で減少はあったものの、主力製品の積層セラミックコンデンサがPCやスマホ向けに堅調であった。結果として、売上高は前年同四半期連結累計期間比で4.2%増の12,207億円となった。

今後の業績の見通しに関しては、顧客の部品取り込みを背景としたスマホ向けの需要が増加していることや、リモートワーク、オンライン学習を背景としたPC関連の需要拡大、各国の景気刺激策に応じた自動車向けの需要の増加によって、売上高がこれまでの予測を上回るとした。そのため、2020年10月30日に公表している2021年度3月期の連結業績予想をすべて上方修正している。

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