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SMK:太陽光や照明光をエネルギーに。エナジーハーベスティングとワイヤレス給電の ハイブリッド技術を開発

 SMK株式会社は、 太陽光や照明光、機械の発する振動、熱などのエネルギー(エナジー)を採取(ハーベスティング)し、電力を得る技術 である エナジーハーベスティング技術と、次世代エネルギー源として注目されている、Sub-GHz帯のマイクロ波を用いた空間伝送型ワイヤレス給電技術*1の2系統電力を独自方式により組み合わせた、業界初*2の技術を確立したと発表した。本技術によりリモコン、センサー等のIoT機器の電池レス化を実現し、IoT 技術の課題である電池交換の手間やランニングコスト及び電池廃棄の問題を解決するという。

 近年、脱炭素化の動きが加速し、CO2排出量の多寡が市場評価を左右しつつある。今回の発表は、再生可能エネルギーの活用はCO2の排出量削減に繋がるとした。

*1 空間伝送型ワイヤレス給電技術:                    モバイル機器のワイヤレス充電などで既に実用化されている近接型の給電システムとは異なり、電波を利用する本システムは、離れた場所(5m程度)への電力伝送が可能となるため、IoT時代の新しい給電方式として期待されている。日本国内の場合、2021年に予定されている電波法省令改正により市場投入が可能。
*2 業界初:SMK調べによる

【使用用途】
リモコン、各種コントローラー、センサーデバイス

■技術イメージ■


(クリックで拡大)

発表日2021年03月04日
リリース番号1135SCI
技術名エナジーハーベスティングとワイヤレス給電のハイブリッド技術
特長詳細1) SMK独自方式によるエナジーハーベスティング技術とSub-GHz帯ワイヤレス給電技術の 2系統電力を採用
2) 電池レス/電池カバー不要により薄型、曲面など製品デザインの自由度及び耐防水性、 堅牢性を向上
3) 再生可能エネルギー活用、廃棄電池の排除によりCO2排出量削減に貢献
4) Atmosic社*3の超低消費電力SoC(システムオンチップ)技術の採用により、通信時にSMK従来品比で約1/3の低消費電力を実現

https://www.smk.co.jp/news/press_release/2020/1135sci/

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