3月23日、吉利傘下の自動車智能化と網聯化製品を生産するECARXは自動車大手・ボルボカーズと合資会社を設立し、世界の自動車メーカーに向け、次世代の車載OSを開発すると発表した。新会社はスウェーデンのイェーテボリに本社を置き、2021年第3四半期から運営開始を計画している。ボルボカーズ中国の研究開発責任者Jan-Erik Larsson氏は、新会社のCEOを担当する。


ECARXは吉利汽車の社長李書福氏と吉利汽車研究院副院長沈子瑜氏が2016年に共同創立して、中国杭州に本社を置き、北京・上海・武漢・大連及びスウェーデンのイェーテボリにも研究開発センターを設立した。従業員数は1700名超。ECARXは車載チップ、スマートコックピット、スマート運転システム、高精度マップ、ビッグデータおよびコネクテッドカークラウドプラットフォームに注力して、自動車の智能化と網聯化を専念している。現在ECARXのユーザー数は250万を超えている。
2020年から2021年、ECARXは中国IT大手「百度(baidu)」、SIG Asia Investment、技術イノベーションを投資するChina State-owned Capitalなどの投資を受け、2021年2月にVisteonとクアルコムと協力して、スマートコックピットソリューションを共同開発する。
4年間超の発展で、ECARXは中国で業界トップクラス企業に成長した。今回ボルボと合資会社を設立することで、ECARXは業界のリーダー地位をもっと固めて、より良い製品を創出することを目指す。
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