
日本航空電子工業は、半導体製造装置などの大型装置や多極配線が必要な産業機器に幅広く利用できる、角型で多極一括嵌合が可能なレバー嵌合式コネクタ「KN06シリーズ」を販売開始する。
半導体製造装置、検査装置、露光装置などの大型装置は、装置完成体での輸送が困難なため、モジュール単位に分割した状態で輸送し、最終設置先で組立が行われる。各モジュール間の接続には複雑な配線処理が必要なため、これまでに組立・装置立上げ作業には多くの工数がかかることに加え、コネクタ嵌合回数が多いことで作業負担も大きくなっているという課題があった。
このような背景の中、従来使用されていたコネクタ複数個分の極数を一括嵌合可能とすることで作業が簡略化でき、最終設置先での組立・装置立上げのスピードアップおよび作業負担軽減に貢献できる「KN06シリーズ」を開発し、販売を開始する。
本製品はインシュレータモジュールが最大6個収納可能で、最大300極を一括で嵌合することができるため、従来のコネクタと比較して設置・立上げ時の嵌合回数を大幅に削減できる。また、レバー嵌合方式を採用することで嵌合操作力を抑えるとともに、外殻部品にプラスチックを採用した軽量設計により、嵌合作業における作業負荷を軽減。こういった特長から、半導体製造装置に代表される大型装置や多極配線を要する機器の配線効率化に幅広く利用可能なインターフェースコネクタとなっている。

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