5月20日、世界最大手の電気自動車用の電池メーカー・CATL(寧徳時代)は、乗用車及び商用車の世界的メーカーであり、トラックの販売における世界最大手であるダイムラートラックAGと協力関係を強化すると発表した。

2020年9月に発表されたダイムラー傘下のメルセデス・ベンツの長距離電気トラック「eActros LongHaul」は、航続距離500㎞を誇り、2024年に量産が開始される予定である。CATLは2024年から同車種に対して超長寿命で強力な急速充電能力を備えたリチウムイオンバッテリーパックの供給を開始し、2030年以降も継続的に供給される。また、さまざまな応用シーンと将来の電気トラックに柔軟にできるように、2社は今後で次世代のバッテリーとバッテリーパックの設計および開発を協力して行うことも確認している。

2019年に、CATLとダイムラートラックAGは、メルセデス・ベンツ「eActros」、フレイトライナー「eCascadia」、フレイトライナー「eM2」を中心にリチウムイオン電池とモジュールの供給契約を締結している。今回両社は、協力関係の強化により世界商用車の電動化を加速し、「カーボンニュートラル」という目標の実現にも近づけていく。
CATL(寧徳時代)について
世界的な市場調査会社SNE Researchによると、2020年CATLのリチウムイオン電池の使用量は4年連続で世界一となって、そのうち32%は商用車に使用されていた。2021年3月まで、CATLのリチウムイオン電池を搭載したトラック・バスの世界販売量は34.3万台を超えて、世界最大の商用車用リチウムイオン電池サプライヤーとなった。
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