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スマートエネルギーweek春2022

「スマートエネルギーweek春2022」は2022年3月16日(水)から18日(金)の3日間の日程で東京ビッグサイトにて開催された。出展社数は1100社以上で、期間中の入場者は累計で41751人であった。

会場は「スマートグリッドEXPO」「バイオマス展」「資源循環EXPO」「PV EXPO」「脱炭素経営EXPO」「FC EXPO」「二次電池展」「ゼロエミッション火力発電EXPO」「WIND EXPO」という9つの分野に分けられ展示されていた。

個別の注目企業については以下に記載。

本田技研工業

HONDAは、2050年のカーボンニュートラルをめざす取り組みのひとつとして、交換できるバッテリー「Honda Mobile Powerpack e:」を出展した。マルチユース・着脱式可搬バッテリーパッケージ、自宅でも設置可能な定置用バッテリーシステム(参考出品) に加え、ガソリンスタンドのように、様々な場所で、着脱式可搬バッテリーをシェア、交換することができる交換ステーションも同時に展示されていた。(https://www.honda.co.jp/etechnology/mobilepowerpackworld/

参考出品:定置用バッテリーシステム「HONDA PAWER STORAGE E:CONCEPT」
マルチユース・着脱式可搬バッテリーパッケージ

バッテリーパッケージは高さ29.8㎝、幅15.6㎝、横17.7㎝。重さは10㎏に達する。フル充電は3時間以上かかる。バイクやロボット などの小型電動機械に使用できる。

量産予定のシェアリングするための交換ステーション

ICカードを右上のモニターにタッチすると、空いている充電ボックスが開放される。電池パックを入れて、充電開始となる。電池パック入れた穴の両側が青く光っている時は、充電池はフル充電完了済みなので、交換可能。

東光高岳

東光高岳は自社製造の急速充電器を出展した。全国販売台数3500台以上で、国内シェアNO.1と言われている。

コンパクトで導入実績NO.1「HFR1-50B9シリーズ」(左)と大容量HFR1-120B10シリーズ(右)

2021年10月より発売開始した「HFR1-120B10シリーズ」は、EV2台同時充電可能で、最大出力120kW。東光高岳独自のパワーシェアリング機能により、EVの充電量に応じて動的に出力を分担でき、充電器の利用効率を上げて、充電待ち時間を短縮できる。真ん中のモニターで充電希望の量が設定可能なので、希望の充電量に達したら、自動的に充電停止となる機能も備えた。高速道路や大型建物向けの「HFR1-120B10シリーズ」はすでに導入実績がある。

また、2022年秋ごろ企業・法人向けに発売開始予定の新品・15kW EV用中速充電器「HFR1-15B11」も出展した。

三菱自動車工業

三菱自動車工業は、カーボンニュートラルの実現ための商用EV車2台を展示した。

白いのは今年夏口発売予定の商用モデル。航続距離は150km。満載の場合、フル充電で100㎞走行。冷暖房利用の場合、フル充電で70㎞程度の走行となる。普通充電も急速充電も可能で充電口は車体の左右にある。販売価格は243.1万円で、国の補助金を利用できるので、200万円ぐらいで購入可能。

商用EV車

赤いミニキャブ・ミーブは2021年11月東京電力と日本郵政と共同で実証実験中のモデル。

郵便・荷物の配送者として、小山郵便局や沼津郵便局で運用中、いままで合計1500台導入済みである。

PDC Machines

PDCが水素ステーション を出展した。

PDCの水素ステーションは産業用と自動車用という二種類がある。

自動車用の水素ステーションは産業用のものより、一日の処理量は少なく、20㎏程度。充填能力は5台分ほどである。一般のステーションの充填スピードは3分間だけだが、PDCが出品したモデルは10~15分かかる。その代わりに、このモデルは「必要最低限の水素を作り」「どこでも設置出来」「誰でも簡単に操作可能」というメリットがある。

自動車向けの水素ステーション

産業用のモデルは米国にて評判がよく、日本での販売を開始している 。

フォークリフト向けの水素ステーションが初めて日本に導入
トヨタ工場に導入した太陽光パネルが発電した電気を使用して水素を製造するステーション

Longi

Longiは中国の大手太陽光発電モジュールメーカーであり、太陽電池モジュール出荷量「世界一」である。今回の注目すべき製品は、日本の屋根ための小型太陽光パネル「LR4-50HPHシリーズ 」である。

「LR4-50HPHシリーズ」

製品保証は12年間。リアル出力は第一年98%となり、第二年以降は年間0.55%で減っていく。

日本国内の代理店のご紹介により、一般的には、太陽光パネルと蓄電池同様10~15年で更新となる。

また蓄電池には国の補助金が適用されるが、太陽光パネルはまだ補助金の対象となっていないので、注意する必要がある。

ニチコン

ニチコンは小型リチウムイオン二次電池(参考出品)を出展した。

特徴 

・充放電 25000サイクル 後で80%以上の容量を維持できるような長寿命

・電気二重層コンデンサ(EDLC)並みの入出力密度という優れた急速充電・放電性能

-30℃ でも使用可能な低温性能

・圧壊、釘刺し、外部短絡、過充電、強制放電などを受けても発火しないほど高い安全性

現時点は、量産されていないが、今後に期待したい。

堀場製作所

堀場製作所は化学の分析機械をいくつか出品した。

微量ガス分析計「GA-370」

微量ガス分析計「GA-370」は高純度ガスを製造するとき、微量不純物(CO、CO2、CH4)をモニタリングできる。10~30秒ほどガス内の目標ガスの濃度を測定できる。最小検出感度は10PPBで、精度は高い。目標ガスは、内蔵センサにより違う。検出結果として、液晶画面でグラフ表示もできるから、視認性も向上したということ。

マルチガス分析装置「VA-5000」

マルチガス分析装置「VA-5000」はバイオガス製造・精製時の二酸化炭素などの発生ガスを監視できる。

蛍光X線分析装置「MESA-50 」
プロセスラマンシステム(PROCESS RAMAN SYSTEM)
レザー回折/散乱式粒子径分布測定装置「Partica LA-960V2」

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