世界シェアNo.1のモーターメーカーである日本電産は、データセンター向け水冷モジュールの製品ラインアップを拡充したと発表した。冷却水循環装置(CDU: Coolant Distribution Unit)、マニホールド、水冷モジュール、ポンプなど新たにラインアップに加えた製品は、水冷システムの中で熱交換効率が高く、電力消費量が低い。

水冷システムの故障はICT(※)サービスの機能停止のリスクに直結するため、CDUに搭載されている主要パーツの冗長性が極めて重要となる。日本電産のCDUはラック搭載タイプとしては4Uの小型サイズで80kWの冷却性能を持ち、業界初のホットスワップ対応ポンプ・電源・コントロールボードを搭載、保守性や長期信頼性に優れている。
さらに、水冷モジュールの各製品群は、製品サイズや発熱量など顧客のニーズに合わせて共同開発・カスタマイズできるという。
HDD スピンドルモータ等の精密な設計・シミュレーション・加工技術や設備を有する日本電産は、技術のアップグレードと内製化比率の向上によるコスト削減によって、対象業種・業界を一層拡大させていくことを目指している。
※ICT:「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略
詳しくは下記から
・冷却モジュール製品のラインアップ拡充についてhttps://www.nidec.com/jp/product/news/2022/news0822-01/
・日本電産の水冷システム紹介ページ:
https://www.nidec.com/jp/technology/casestudy/liquid-cooling/