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日本電産マシンツール:パウダDED方式を採用した金属3Dプリンタのラインアップ拡充

日本電産マシンツールは、パウダ DED 方式(※)を採用した金属3DプリンタのLAMDAシリーズをラインアップ拡充し、中型機種「LAMDA500」を開発、9月1日から販売開始すると発表した。

LAMDA500 は、最大造形サイズを横500×縦500×高500㎜とし、5軸機能を標準搭載し、航空・宇宙、自動車、建設機械などに用いられる金属部品など工業製品の様々な形状に対応できる。高精度・高剛性で定評のあるニデックオーケーケー(前OKK株式会社)の5軸制御マシニングセンタを活用した母機は、金属3Dプリンタに必要な機能を追加したから、複雑な形状の金属部品の積層造形に対応できる。また日本電産マシンツール独自技術「ローカルシールドノズル」と「モニタリングフィードバックシステム」(※)により、安定かつ高品質な積層造形を実現する。

本年11月8日~同13日に開かれる日本国際工作機械見本市「JIMTOF2022」で「LAMDA500」の実機を初めて出展し、金属積層物の工業製品への適用が進む欧米市場に進出する予定。

※1 指向性エネルギー堆積法(Directed Energy Deposition:DED)と言われ、熱エネルギーを集中させることにより金属材料を溶融・凝固させて積層造形するプロセスです。
パウダDED方式は、金属粉末とレーザを同時に照射し、母材と金属粉末を溶融・凝固させながら、3次元形状を造形していく方法だ。造形速度が早いことや、母材上に造形できることや、造形中に金属粉末を切り替えできるなどの特徴を持つ。
※2 「ローカルシールドノズル」と「モニタリングフィードバックシステム」:2019年より発売された「LAMDAシリーズ」に搭載されている日本電産マシンツール独自技術である。ローカルシールドノズルは、ノズル外周から不活性ガスを噴射して造形し、ノズルの改良によりシールドエリアを従来比45倍にまで拡大し、造形スピードと造形金属品質を向上し、高品質な金属造形を可能とする。モニタリングフィードバックシステムはインプロセスで造形条件を最適コントロールして、高精度かつ長時間・安定造形を可能にする

詳しくは下記から
日本電産マシンツール、パウダ DED 方式の金属3Dプリンタのラインアップ拡充https://www.nidec.com/jp/product/news/2022/news0831-02/
LAMDA シリーズ製品ページhttps://www.nidec-machinetool.com/product/lamda/

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